最近実家で猫を再び飼い始めた。
前の猫は一般的な寿命以上の20年以上を生きて、かなり長生きだったが、4〜5年くらい前に老衰で死んだ。それ以降に実家にいたペットは庭に飼っている、撫でるとガチで噛み付いてくる、やや凶暴な犬だけであった。その犬は多分、8年くらい飼っている。秋田犬と何かの混血らしい。
新たな猫は母がどこかの誰かから貰ってきた。久しぶりの猫にテンションの爆上がりした母と父は家族ラインに複数の写真を送りつけてきて、名前の公募を開催してきた。我が子と兄の子供達は「ハートちゃん」とか、何とも子供らしい実用性のない名をたくさんあげていたが、結果的に俺の案「耳が大きいから、”ミミ”」が採用された。
昨日実家に帰る用事があったので、そんなミミと会い、おそらく10年以上ぶりに猫という動物とちゃんと触れ合ってみたが、想像以上に可愛いかった。やんちゃな感じで俺の手にじゃれつき、一通り終わったら膝の上でゴロゴロと音を立てて寝ていた。膝の上に感じる温もりが、とても懐かしく、落ち着いた。
山梨にいた頃の寒い夜、よく猫と一緒に寝ていたことが思い起こされた。
ところで、今でもまだ流行っているのかは知らないが、猫の可愛いだけの動画などが盛んに見られていると俺が認知したのは多分、14~15年くらい前。友人宅に行った時に友人の彼女の友達に「可愛いでしょー見て〜」と、自らの飼い猫かの様なテンションで赤の他人の猫の動画を見せつけられた時、こんなにもつまらない動画をわざわざ見るのかと驚くのと同時に、何とも言えない気持ち悪さに征服をされ、一切のリアクションができずに絶句をした。
それ以降、そういった類の人間を避けるかのように、俺は犬派だ!と必要以上に強く主張し続け、半ば自己洗脳状態に陥っていたが、昨日猫を触ったら、フワ〜っと心のしこりが一つ消え、少し優しい人間になれた様な気がする。
今ならどうでもいい他人の猫の動画をいきなり差し出されても、ひきつった笑顔で「可愛いね」くらいは言えそうだ。
そういえば話題になっていた映画The Whaleを見た、それとその流れでRequiem for a dreamも見た。
The Whaleは、主人公がケンタッキーのバスケットを抱え、手をビカビカにしながらフライドチキンを頬張る飯シーンのインパクトが強く、無性にケンタッキーが食べたくなり、数年ぶりに食べた。できれば映画みたいにバスケットを抱えて食べたかったけど、まあ、うまかったです。
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