昔に大人たちがやたらと嘆いていたことだが、俺も同じように時の流れがより一層早く感じる。
日々のタスクをこなしていればあっという間に1日が終わる。それに娘はこの世に存在し始めてからもう4年もたったし、何年かわからないし思い出せもしないけど結婚をしてもう結構時も経ったし、とても早い。
もう完治はしているのだが、先日39.9度の熱を出して以来酒もあまり飲んでいない。500mlのビールですら多く感じる様になり、飲んでも350ml一本。我が父を反面教師にし、合法ドラッグに依存はしたくないなと心の隅っこで思っているのもそれに影響をしている気がする。
代わりというわけではないが、夜の酒を飲んでいるだけの不毛であった時間にオンライン英会話を始めた。6月に始め、大体2ヶ月くらいがたった。
大学卒業後にロンドンに留学をしていたが、1年に満たない期間であったし、そもそも満足に表現ができていたわけではないのだが、スタジオ展示にきてくれたアメリカ人との会話をする中で、極端な英語力の衰えを感じたためにそれを始めた。
思い返せば留学をしていたのはもう15年も前だったことにも驚いた。
ロンドンに留学していたその短い期間には行く先々での人種差別的言動や、住まいの火事、泥棒など、日本では一切経験をしたことのないネガティブなことが大量に降りかかり、結構病んだし、さっさと日本へ帰りたいと思っていた。イギリスがとても嫌いになり、ゴリゴリのアメリカのメインストリームHIPHOPばかりをあえて聞いていた。
大学時代に貯めていた奨学金が底をついた時と、泥棒にあった時が重なり精神的にややきつかったが、逆にスッキリしたのを覚えている。その時に髪を五厘のボーズにした。
思い出話は置いといて、オンライン英会話ではフィリピン人のポリティカルな会話のできるおばちゃん先生とほぼ毎日25分間会話をしている。
始めた当初は若くて可愛い感じの女の子と喋った方がモチベーション的にいいかもとか思い幾度か試したが、スカスカの表面的な会話は英会話という目的があろうともただ苦痛に感じるものであった。
まあ身のある話だけがいいわけではないことは理解はしているが、日本人との日本語の会話であってもそれには苦手意識がある。会話のキャッチボールに疲れてボールをポイっと川へと流してしまう癖が俺にはある。
フィリピンはいわゆるグローバルサウスに分類される。そことの物価の違いを利用した安い受講料がそのオンライン英会話の魅力ではあるが、やや良心の呵責を感じる。
そうは言ってもこのシステム内で生かされてしまっている以上、どうしようもないといえばどうしようもない。しかも没落していくこと必至のこの日本で中流程度の生活をしている身にとっては必要以上に金は払えない。
大義を掲げ、技能実習生を安い賃金で奴隷のようにこき使う奴らとの類似性を自身に見出してしまう。
唐突だが、ここらで切り上げる。

